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フィレンツェ→ローマへ [イタリア旅行]

11月22日(月)

◎今日も朝一番に食堂へ。今朝は修学旅行生はおらず、静かな朝食です。ちょっとホッとしました(笑)

◎朝8時40分にフロントで現地係員と合流。フィレンツェに到着したときに空港からホテルまで送ってくれた女性です。今日はフィレンツェからローマに電車移動なので、駅まで送ってもらいます。駅までの移動は今回も私たち2人だけでした。

電車は9時10分フィレンツェ発、10時45分ローマ着。日本の特急と違い、座席は2人がけの席が向かい合った座席で、座席の向きを換えることは出来ません。常に4人が顔を合わせる席になっています。旅行会社が予約してくれていた席は窓側の席2席。つまり通路側の2席に人が座れば相席みたいな感じになります。で、その通路側の席に座ったのはアメリカ人のご夫婦。50代以上だと思われるご夫婦です。片言の英語でお話しながらローマへ移動。こういうのって個人旅行ならではですよね。彼らはローマでは降りず、ナポリまで行くとのこと。

ちょっと笑えたのが、オット君もアメリカ人のご主人もニコンのデジタル一眼レフを持っていたのですが、綺麗な景色が見えたりすると2人揃って一生懸命写真を撮っていたこと。昔はカメラを持っているのは日本人…みたいなイメージがありましたが、手軽に撮れるデジカメが普及してからは、そのイメージは完全に無くなりましたね。人種なんか関係なく、皆さんデジカメでガンガン撮影しています。しかも何故かニコン率が高い!(うちもニコンですが)。やはり日本製品は評価が高いのでしょうね~。

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ローマ、テルミニ駅に到着です。(英語でいうところのターミナル駅でしょうね、きっと)

◎ローマに着いたらホームに現地係員の女性が迎えに来てくれていました。イタリア人の女性(英語OK、日本語はダメ)です。「ローマは初めて?フィレンツェはどうだった?」等、世間話をしながら車に移動。なんと、テルミニ駅からホテルまでの移動も私たち夫婦だけでした。なんかVIPみたいな旅行だな(笑)

実は私たち夫婦はローマはかなりビビッてまして、日本人の個人旅行のバイブル「地球の歩き方」を読む限りでは、『ローマはスリ天国!』というイメージが非常に強く、かなりドキドキしながらローマ入りしました。実際にフィレンツェの駅と、ローマ・テルミニ駅の雰囲気はガラッと変わり、いきなり『大都会ローマ(まぁ、首都ですしね)』を目の当たりにしてビビリまくり。正直、駅のホームから車に無事に着いた時にはホッとしました。

車の中から見えるローマの景色はまさに『ローマ帝国』!ただただ圧倒されっぱなし。人の数も、走ってる車の数もフィレンツェとは比べ物になりません。建物の高さもフィレンツェよりも高い!「スリに合わないように、気をつけよう…」と気持ちを新たにしました。

私たちがローマで泊まるホテルはヴァチカンのサンピエトロ広場から歩いて1分の「ホテル・コロンブス」。車がホテルに近づくにつれ、目に飛び込んできたのはサンタンジェロ城と、ヴァチカン市国のサンピエトロ大聖堂!もうこのあたりで私たち夫婦の興奮は絶頂に。うわー、来て良かったよ~(T-T)

◎ホテルに着くと、ロビーには日本人の係員が待っていました。チェックインを済ませて、部屋に移動する前にラウンジでオリエンテーション。ローマは都会です、スリが多いです、スリはこのエリアに多いです、食事中もバッグから目を離さないように…等、色々な注意を受けました。こういう生の情報は本当にありがたいです。

係員の女性はこの後、ホテルの最寄り駅である地下鉄オッタヴィアーノ駅まで行くとのことなので、私たちも便乗して駅までの道を一緒に歩くことにしました。ホテルからオッタヴィアーノ駅までは歩いて15分くらいでしょうか。「切符は自販機よりも窓口で買うほうが確実ですよ~」等、教えていただきました。自販機は故障も多いようです。

◎駅まで歩く途中、「ローマですけど、美味しいナポリピザが食べられるのはあのお店です」と教えてもらったお店でお昼をいただくことに。お店の名前は「アマルフィ」。織田裕二さんの映画「アマルフィ」を観て、猛烈にイタリアに行きたくなった私たち夫婦にはピッタリのお店です(笑)このお店、本当に美味しかったです。この日、ローマは結構暖かかったのでお昼からビールをいただきました。ピザはお店の名前と同じ「アマルフィ」というピザを注文。あとはカルボナーラ。このカルボナーラが絶品でした。

PIZZERIA Amalfi
Via dri Gracchi,12
00192 Roma
Tel 06.39733165

◎お腹もいっぱいになったので、午後はローマを観光することに。まずはヴァチカンのサンピエトロ広場とサンピエトロ大聖堂へ。言わずと知れたカトリックの総本山です。「サンピエトロ」とは、聖ペテロのこと。サンピエトロ大聖堂の広場にあるオベリスク(記念碑)は、聖ペテロが逆さ十字に架けられた場所に置かれています。この広場を設計したのはあのベルニーニです。

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ヴァチカン市国は世界最小の主権国家なので軍事力は保持しておらず、スイス衛兵隊が常駐しています。このスイス衛兵隊の制服は、あのミケランジェロがデザインしたと言われています。

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スイスのエリート部隊らしいですが、この制服に身を包んでいるととても可愛く見えてしまいます。

◎サンピエトロ大聖堂の内部には無料で入ることが出来ますが、厳重なセキュリティチェックがあります。空港で受けるようなエックス線の検査(手荷物)と、金属チェック(ゲート)を受けなければ入れません。これだけでも手間がかかるから有料にしても良いと私は思うのですが、大聖堂は広く開放しているということなのでしょうね。大聖堂のクーポラにはとても素晴らしい装飾が施されていました。

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この大聖堂、本当に言葉を失うほど素晴らしい建造物です。建物自体だけでなく、そこに収められている美術品も桁違いに素晴らしいです。ミケランジェロの代表作、『ピエタ』を普通に手の届くような場所で観ることが出来ます。とにかくただただ圧倒されていると、大聖堂入り口付近から綺麗な歌声が聞こえてきました。どうやらミサが始まったようです。

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◎大聖堂を後にした私たちはサンタンジェロ城に向かいました。サンピエトロ広場からサンタンジェロ城まではまっすぐに伸びた道を歩きます。サンタンジェロ城前の広場から眺めたサンピエトロ大聖堂。

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サンタンジェロ城の内部は月曜休館でした。仕方が無いので今日は外観だけ眺めることに。サンタンジェロ城前のサンタンジェロ橋には天使の像が並びます。このうち2体はベルニーニの作品ですが、法王はこのベルニーニの作品が風雨にさらされて傷つくことを嫌い、コピーを据えさせました。オリジナルはスペイン広場近くのサンタンドレア・デッレ・フラッテ教会に保存されています。

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◎サンタンジェロ橋を渡り、ナヴォーナ広場へ。うーん、ダン・ブラウン氏の「天使と悪魔」を読んだ人にはたまらない街ですね~。ナヴォーナ広場は、『天使と悪魔』の中で枢機卿が殺害された噴水がある広場です。サンタンジェロ城だって…ねぇ。(読んでない方がいると困るのでこれ以上は書きませんが)

これがベルニーニの代表作『四大河の噴水』です。

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◎ナヴォーナ広場を後にした私たちはパンテオンへ。パンテオンはローマ建築の完全な遺構です。1900年も前に建てられた建造物を、今でも完全な姿で見ることが出来ます。それだけでも凄いですよね。ただ私の目的は別にありました。それは、私の最も愛する画家、ラファエロが眠っているのがここ、パンテオンなのです。ラファエロのお墓参りをしたかったんです。

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オフシーズンのため、外観は補修作業で足場が組まれていました。残念。でも後世に残していくためには必要な作業ですものね、仕方ないです。パンテオンのクーポラは実は世界最大です。サンピエトロ大聖堂のクーポラよりも大きいんですね~。最古の石造建造物とは思えないほど素晴らしい出来です。

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◎パンテオンを出てぷらぷら歩いていると、水の流れる音が。有名なあの、『トレヴィの泉』です!

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もちろん、後ろ向きにコインを投げ入れました。『ローマへもう一度戻りたいと願うなら、後ろ向きにコインを投げよ』…本当にまたローマに戻ってこれると良いな。このトレヴィの泉、正直こんなに大きいとは思いませんでした。凄い迫力です。

◎日が落ちてきました。ローマの街はロマンティックにライトアップされています。世界中からカップルが集まるわけだなぁ~。こんなに素敵な夜景はやっぱり一番大切な人と見たいよね。

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◎食事を済ませてホテルに戻ったら、何やらマーチングバンドの音色が聞こえてきました。部屋の窓を開けると、ヴァチカンの音楽隊(?)と思われる人たちがヴァチカンに向かって歩いていきます。割と大きな道なのですが、警察が道路を閉鎖して車は通れないようになっていました。私たちがローマに滞在中、この日(月曜)だけの出来事だったので、毎日あるわけではないようです。なんだったんだろう?

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◎ローマ初日からかなりガンガン歩いたので、明日に備えて今日も早く寝ることにしました。それにしても沢山歩きました~。

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